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9-4 宝塚記念は難解なパズル
第57回 宝塚記念(GI) は難解なパズルであった。
最近のJRAのホームページは、いろいろな情報を公開している。今まで情報公開していないものまで多々情報が公開されているので大変ありがたいことである。新たな新情報は、JRAの勝ち馬検討の問題集であると考えたのは三郎であった。
JRAの競馬メニュー(クイックメニューではない)を見ると、今までなかったんじゃないかというページに出会った。メニューの下段にある「G1レース出走馬決定順」 というのがある。G1レース出走馬決定順一覧(特別登録)とあり、2014年、2015年、2016年の出走馬決定順詳細がPDFで開示できる。
ありがたいことである。情報が多いというのは敵を知る手がかりとなり、馬券戦略において作戦が立てやすい。
三郎はG1レース宝塚記念の出走馬決定順を眺めていた。2014年、2015年、2016年何度も眺めているうちに不思議な表示に驚いた。もう一度 3年間の表を見る。「何故だ! 何なのだ!」 と思わず口に出てしまうほど、不可解なる事例を発見してしまった。しかし冷静に考えてみると、これは紛れもないJRAの花も実もある粋な計らいのある問題集なのだろうと考え方を変えてみた。
すると妙にその内容を調べてみたい気持ちに心は動いた。
三郎が見つけた驚きの表示内容は、宝塚記念出走馬決定順の馬名で出走していない馬が、2014年、2015年、2016年と各 1頭づづ含まれているのだ。こんな不思議なことはあるのだろうか。2頭いるとか1頭しかいないというのであれば、そんなに不思議な現象ではないのだろうが、必ず出走しない馬が1頭づついるのだから、これは完全にJRAの宝塚記念馬券ヒント問題集であると確信した次第である。
気が付いたのが、宝塚記念発走の前日であるから下調べするのが忙しくなってしまった。
ではどんな馬が不出走だったかを表記してみる。
宝塚記念 | ||
2014年第55回 宝塚記念 | 12頭出走 | 不出走マイネルラクリマ 上原博之厩舎 |
2015年第56回 宝塚記念 | 16頭出走 | 不出走ヴァンセンヌ 松永幹夫厩舎 |
2016年第57回 宝塚記念 | 17頭出走 | 不出走マジェスティハーツ 松永昌博厩舎 |
調べるにはまず何から調べていこうか?
分かっていることは馬名と、調教師である。
いつものように事件は宝塚記念なのだから、宝塚記念当日にアクションがあるはずだ。
馬は不参加なのだから、当然宝塚記念に参加はしていない。調教師が容疑者対象になるのであろうと推理できる。
三郎は足取り調査をしてみた。時は宝塚記念当日、調教師の枠配置捜査である。
ここで大事なことは、調教師はあまり多くの動きが出来ないので、ヒントは主に騎手にかかってくる。
今回は騎手と調教師の関わり方に注意が必要である。
では調査した内容を下記表に記した。
調教師が参加したレースでの騎乗騎手も記した。
宝塚記念当日、調教師の枠配置捜査 | ||||||||||||||||||||||||||||
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2014年は騎手が不参加だったから、上原博之調教師が参加した枠が2着だった。
2015年は横山典弘騎手は宝塚記念 8枠参加で 8枠が1着枠だった。
2016年は松永昌博調教師が阪神10Rのみの参加だった。
騎手は蛯名正義、蛯名正義騎手は宝塚記念 8枠参加で 8枠マリアライトが1着となり、単勝配当は2,510円と波乱になった。
三郎は改めてJRAの問題集は、「難解なパズルそのもの」 と感じた。
しかしヒントが散りばめられた問題集だから、解けるはずである。
推理の最後の詰めまで進めるのかが難関だが、その謎の解明が出来たなら最高の楽しさであるに違いがない。
結果後の復習でその謎の解明をして、来年の戦略の知恵袋にしておきたいものである。
ここ数年荒れてる宝塚記念、来年が面白いことになる気がしてきた。
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9-4 宝塚記念は難解なパズル
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