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話題になった『JRA史上初、木幡親子4人が同一レースで登場』 スポーツ新聞でも話題になっていた記事である。 なんと親子4人が同じレースに登場なんて今後あるのかどうかというぐらいの凄い統計確率である。 このような話題沸騰のレースには、必ずヒントが満載され、楽しい推理ができるレースに違いがないと河田カイは確信していた。 久しぶりに登場した河田カイがこの話題性のある「JRA史上初、木幡親子4人」 を紐解く 。 (河田カイの登場した根岸ステークスを読む 参照) まず木幡親子を紹介すると、木幡初広(51歳、父)、木幡初也(21歳、長男)、木幡巧也(20歳、次男)、そして2017年3月から騎手になった木幡育也(18歳、三男)である。 早速枠配置を調べてみた。
カイは 6R全体の枠配置を見てみた。するともう一家族『横山典弘』 親子もこの 6Rに参加をしているのではないか。
ついでに横山親子も紹介すると、横山典弘(49歳、父)、横山和生(24歳、長男)、2017年3月から騎手になった横山武史(18歳、三男)である。 これで親子関係枠は 23458枠となった。 枠配置で 8分の5 、50%以上同類で占めればこの枠内から連対馬がでる、という法則は「サークルワシントン」 競馬倶楽部では、当たり前になっている。 今回は 23458枠で決まるとカイは読んでいた。 その根拠は、競馬ファンにJRA史上初という話題提供、親子4人が同じレースに登場の凄い統計確率、これはファンサービスの一環として馬券も推理で取れますよ、というサービスに違いがない。 さらに推理を追求してみると、意外なことに気が付いた。案外こんなことで決まるのではないか? という発想をしてみた。 父親枠 4枠 8枠 三男枠 5枠 3枠(共に今年騎手デビュー) 親子対決では一家の主である父親が威厳を保つという事を踏まえれば、父親枠は必ず絡むのではないだろうか。 4枠と 8枠の人気比較では、4枠12番人気と 8枠3番人気、カイは人気が高い父親枠 8枠を連対の軸枠と決めた。 相手も、木幡三男 5枠と横山三男 3枠のどちらかが絡むのではと思うのだが、特に5枠は次男木幡巧也、三男木幡育也と 木幡兄弟同居だからだ。
カイは横山典弘 8枠を軸として決めていた。 相手は話題のある木幡親子4人の枠が連対すると予想した。話題のある木幡の枠が来ないということはあり得ないのではないだろうか。 そんなことを考えていたらどんどん集中が出来てきた。木幡親子4人の枠がこれはもう間違いのない相手枠に違いがない。 カイのところにメールが届いた。三郎からだった。 3月31日金曜日、大阪杯G1格上げになったからミーティングを英吾とするから、一緒にどうだろうか? という誘いだった。場所と時間も明記されていた。 カイも丁度『木幡親子4人』 のレース推理がまとまったところだったから、迷わずOKの返事を送った。 金曜日、指定された喫茶店ヤーヤに着いた。中に入るとボックス席には空きがないぐらいにお客が大勢いた。ウイークエンドということで仕事から解放され、息抜きなのか、とにかくすごい混みようだったので三郎達を捜すのに手間取っていた。 一番奥の方で手を振っているのが分かった。多分三郎たちだろうと一番奥に向かっていった。 「カイ、こっちだ」 と手を振っている三郎の姿が見えた。 「やぁ、呼び出してすまなかったな」 「あぁ、俺も丁度いいレースが見つかったので、来たよ」 「よぉ-」 英吾が声かけてきた。 喫茶ヤーヤでの 3人ミーティングが始まった。 「飲み物は何にする」 と三郎が聞いてきた。 「コーヒーホットで」 と答えるとウエイトレスを呼んで3人とも、コーヒーを注文した。 「ウエイトレスのモスグリーンの制服が可愛くていいねぇー」 とカイが独り言のように呟いた。 「そうだろう。若くて粒が揃っているウエイトレスの店が最近は少ないからね」 とすかさず英吾が間髪を入れすに答えた。 雑談の話で盛り上がりがあったが、やっと土曜、日曜競馬に話に進んだ。 「ところでさっき、丁度いいレースが見つかった、とか言っていたけどどんなレース何だい」 とカイに三郎は問いかけた。 ━[ 4月1日(土) 3回中山3日6R木幡親子4人]━━━━━━━━━━━━━━━ 「そう、JRA史上初、木幡親子 4人が同一レースで登場 と新聞で盛り上がっていたレースさ」 「あぁ、凄いよな。親子 4人が同じレースに出るなんて」 「史上初か? これは何かあるなと思っていたんだ」 しばらくはこの木幡親子 4人の話題で話が弾んだが、「もう見つけたのだろう、ホシを」 と三郎はカイに問いかけた。 カイは自分で調べ推理した経緯を話した。8枠サトノグリーンから木幡親子枠に流すことを。 すると英吾が「8枠なら 3番人気サトノグリーン横山典弘と考えるかもしれないが、馬連なら必ず 7番人気のリードザフィールドも買わないといけないよ」 と警告してきた。 英吾は2016年皐月賞のことを思い出していたからである。 皐月賞と特殊資格馬 2016年皐月賞を推理する 参照 「皐月賞 8枠に 2番人気リオンディーズ、8番人気ディーマジェスティ、17番人気アドマイヤモラールといて誰もが 8枠なら 2番人気リオンディーズと考えていたのだが、1着には 8番人気ディーマジェスティが来て単勝3,090円も付けたんだ。丁度サブと皐月賞で俺の友達と一緒に討論していたんだ」 英吾は当時の記憶が鮮明に思い出された。 三郎が「ちょっと待てよ。この 8枠配置2016年の皐月賞と本当に似ているぞ」 英吾も気が付いて「本当だ、これは人気のサトノグリーンが飛んで7番人気のリードザフィールドの方が来るかもしれない。案外皐月賞のように1着で」 カイはただただ聞いていたが、だんだんその気になってきた。 三人は結論を出した。 枠連は 8枠からで、単勝、馬連は7番人気リードザフィールドから攻めてみる事になった。 ━[ 第61回 大阪杯(G1)]━━━━━━━━━━━━━━━ 話は今年からG1に格上げされた大阪杯に移った。 1着賞金が昨年G2では6,700万円だったのが今年G1になり1億2000万円と大幅なアップになった。 今年の大阪杯は61回となり素数開催数になる。素数と云えば当然素数公式を作った英吾が主役を務める事になる。 三郎が「英吾、今回大阪杯の予想は任せるよ」 と声かけた。 待ってましたというように英吾は口を開いた。「今年は61回で素数になるから、素数公式が使えるか調べてみたよ」 英吾は素数数字を並べてノートに書いた。61,59,53,47,43,41,37,31,29,23,19回、この素数年の枠連を調べた数字をノートパソコンを開いて二人に見せた。
枠連には素数公式で多い次回開催年の関連性とを比較して調べたデータである。 「どうだい、関連性はあるのかな?」 と二人に聞いてみた。 二人とも考えてしまって言葉にはならなかった。 英吾は「俺は深く考え込まないで、3枠を狙ってみるよ」 といった。 「へぇー、どうして3枠なのかな」 と二人とも同じような疑問だった。 「次回開催には全く関連性がなく大阪杯には使えないのか、と思ったんだけど、数字の配列が一定に現れている事が分かったんだよ」 「どこが、どの数字が」 とまた二人は同じ疑問を持った。 英吾が続けた。 「29回休んで31,37回、41回休んで43,47回、53回休んで59回と3枠が連対しているのさ。リズム記号で綴ると休み、3枠3枠、休み、3枠3枠、休み、3枠〇、 当然丸の中には3枠が現れると思うんだよ。そんなに強い流れではないけど、まぁ深く考えずに 3枠で勝負してみようかと考えたわけさ」 二人とも「うーん」 これが暗号とはとても思えない。 二人の反応があまりにもイマイチなので、英吾も少し自信がぐら付き、心無い弱気の発言をしてしまった。 「まぁ、俺は遊びで買ってみることにするよ。3枠は7番人気ステファノスと、12番人気スズカデヴィアスだから当然ステファノスに絞り込みになるけどさ」 と英吾は言い切りはしたが、声に力強さはなかった。 「そうだな、英吾が折角調べたのだから、遊びで気楽に買ってみるさ。相手は人気馬 2点でいいから助かるかな」 とカイは英吾の案件に肯定したのである。 「俺もだ、大阪杯は買うつもりがなかったけど、まぁ少しは説得力はあったし、何せ素数公式英吾大先生だからな」 と英吾を持ち上げてみせた。
あれこれ話をしていたら時間はもう 23時近くになるところだった。 お互いの健闘を誓い合い、ヤーヤを後にした。 |
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━[ 4月1日(土) 3回中山3日6R木幡親子レース ]━━━━━━━━━━━━━━━ バラバラとしたスタートになった。外から13番マッジョネラが飛び出した。追っていく4番ケイパーストーリー 外から7番人気8枠15番リードザフィールド、中団に16番サトノグリーン、その後に1番人気ショウナンハドル、直線に向いて、逃げている13番マッジョネラ、中から15番リードザフィールド、外から14番オルファリオンが並びにかかる。 大外から離れて5枠9番リョウランヒーローがグングンと追ってきた。 先頭は15番リードザフィールドが1馬身リード、追い詰めに行く9番リョウランヒーロー、内に粘って13番マッジョネラ。 完全に抜け出した先頭は15番リードザフィールドが1着、追い詰めてきた9番リョウランヒーローが2着、3着に上がってきたのが1番人気ショウナンハドルだった。 3番人気16番サトノグリーンは10着だった。 |
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カイの推理予想はバッチリと決まったレースになった。 皐月賞のごとく8枠は7人気が1着となり、単勝は1,570円付けた。 馬連でも5,450円と大きな配当になった。
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大阪杯も英吾が推奨した3枠ステファノスが、徹底的にキタサンブラックをマークして2着に滑り込んだのである。恐るべし素数公式。 結果論ではないが、もっとたくさんの資金で勝負してもよかった。 カイも三郎も少し悔しがった。
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